カテゴリー「博物館」の22件の記事

2008年6月26日 (木)

急須コレクション茶俚庵

 小布施町の案内マップを見ていたカミサンが声を上げる。あら、急須のコレクションが見られるわ。前から急須を探しているけれど、なかなか気に入った物が見つからない。ちょっと寄ってみましょう。もしかしたら、気に入った物があるかも知れない。いつものようにみのる君を誘う。

 「急須コレクション茶俚庵」は民家の一角にある。土蔵を改築して、ご主人の父君が収集したものに、ご自身が集められたさまざまな急須を数多く展示。一部即売。カミサンはじっくりと拝見して、一つを値切って購入。もう一つ気に入った物があったが、これは非売品だから駄目、と断られてしまった。

 庭先でお茶を頂いた。建物は明治時代の民家。釈迦三尊像に見立てて石を配した庭を眺めながら、縁側でお茶を飲む。白髪に白い髭のご主人が丁寧にお茶を淹れてくれた。カミサンは奥の座敷が気に入ったようで、図々しくも上がりこんで床の間を拝見。しばし呑気に過ごした。

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2008年6月24日 (火)

北斎館

 長野県の小布施町に葛飾北斎の肉筆画等を収蔵した「北斎館」と云う記念館がある。前々からカミサンが訪問したがっていた所。訪ねて驚いた。観光バスでやって来るお客が多い。北斎館前の広い駐車場には何台ものバスが駐車中、立派な土産物店には大勢が土産物を物色している。北斎の人気なのかな。驚いた。

 晩年の北斎は小布施に長く逗留し、画業の集大成をはかった由。掛軸や屏風、美人画等の肉筆画や富嶽三十六景、北斎漫画が展示してある。赤富士や神奈川沖等の馴染みの絵も拝見。なかなか楽しめた。

Hokusai  ETCのポイント還元の特典を早速利用。雨の休日(高速道路はどしゃ降り。現地は青空が出ていた)にわざわざ出掛けて行った。写真はケータイで撮影。

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2008年6月12日 (木)

日本シャンソン館

 義母、義弟一家とみのる君の家族総出で群馬県渋川市にある芦野宏館長の「日本シャンソン館」を訪ねたことがある。イブ・モンタンやアダモ、高英男、岸洋子と云った内外シャンソン歌手の衣装やゆかりの品々が展示してあったり、ライブもあったり。庭は印象派のモネの「ル・ジャルダン」を再現している。花壇には白雪姫の人形なんかが配置してあって、ちょっとメルヘンの世界かね。シャンソンなんて、普段余り耳にしないけれど、こうした場所に足を運ぶのも一興。でも、再訪の意欲は湧かない。やっぱり、ロック派にシャンソンは似合わないかな。

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2008年5月30日 (金)

富弘美術館

 母をあちこちドライブに誘った折、群馬県みどり市にある「富弘美術館」を訪ねた。手足の自由を失った星野富弘氏が描く優しい水彩詩画が評判を呼んで多くの観客を集めているが、母も一度は訪ねてみたいと云うので、ドライブ計画に組み込んだ次第。日光へ抜ける国道122号線沿いにあって、今は新しい建物になったが、新築前に訪問。足腰の弱った老母を案内して、美術館に入ると、直ぐに案内係がエレベーターを利用するよう促してくれた。親切な提案だったが、昔気質はにこやかな顔で遠慮を申し出て、階段を上った。身障者への配慮が行き届いているが、気丈な老母にはかえって余計な待遇だったみたい。やっとの思いで階段を上り少し疲れた様子だったが、植物の絵やそこに添えられた温かい言葉をブツブツと読みながら、熱心に見て回った。大したものだね。以前に1、2度訪ねているみのる君には目新しい発見もなく、少々退屈だった。今から6年前の、ちょうど今時分のこと。

 建物が新しくなってからは一度も行っていない。日光方面に行くような機会があれば、もう一度訪ねてみようか。などと思うが、大型観光バスがひっきりなしにやって来るから、きっと、落ち着いて見られないだろうね。

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2008年1月24日 (木)

宮沢賢治記念館

 何年か前、カミサンと東北方面をドライブした折に花巻市にある宮沢賢治記念館に立ち寄った。

 みのる君が学生の時分、半年位、宮沢賢治をじっくり読まされた事があるが、あまり好きな作家でなかったので、身を入れて読まなかった。その時熱心に読んでいれば、大きな顔をしてカミサンに薀蓄を語る所だったけれど、うまくいかないものだね。

 一緒に入場券を買って、館内を一周。成程、成程。農業者としての一面や多方面に関心を示していた宮沢賢治に触れて感心してしまった。「下ノ畑ニ居リマス」と云う看板が愉快だった。

 喫茶室でコーヒーを飲んだ後は、イギリス海岸まで足を伸ばした。鉱物好きだった賢治が花巻市内を流れる北上川の一角を、イギリスのドーバー海峡に似た地質から自ら名付けた地名の由。別段、変わった景色ではなかったな。

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2008年1月23日 (水)

一茶記念館

 大分前になるが、長野県柏原にある「一茶記念館」を訪ねた。記念館が新装オープンする前。

 是がまあつひの栖か雪五尺

 小林一茶が晩年を過ごした故郷の雪景色を句にしているが、みのる君が家族と訪ねたのは、雪に閉ざされるなんて想像出来ない盛夏の午睡を貪る時間帯。一茶にまつわる品々を眺めたり、裏手にある俳諧寺や墓を拝見しただけ。俳句愛好者の一団が俳諧寺の周辺を徘徊していた。好きな人たちっているもんだね。みのる君は「是がまあ」と嘆じた一茶の心情をかみしめようとしたけれど、夏の盛りじゃ大雪なんて想像出来ないし、暑くて、暑くて。早々に車に戻ってしまった。

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2008年1月19日 (土)

土屋文明記念文学館

 群馬県の榛名山の麓に群馬県立土屋文明記念文学館がある。一度、母を案内してここを訪ねた。

 なかなか斬新なデザインの建物。常設展示室はぐるりと一回り出来るような展示になっており、一回りすれば土屋文明の業績が理解出来る按配。短歌ファンには格好かも知れない。老いた母は、目を細めてじっくりと見て回っていた。みのる君は手持ち無沙汰だった。

 隣りは特別・企画展示室になっている。みのる君の知人がこの企画展示室のレイアウトを請け負ったと話していたけれど、ただ薄暗いだけじゃん。少々凝り過ぎだぜ。印象も薄くって企画の内容は忘れてしまった。後日、知人に感想を述べたら苦笑していた。

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2008年1月18日 (金)

馬籠の藤村記念館

 小諸の藤村記念館は何度か訪問しているが、馬籠の藤村記念館は一度しか訪ねていない。家族で奈川のペンションに一泊旅行の折に立ち寄った。馬籠は観光客で溢れていた。「夜明け前」の冒頭はすでに過去のものだ。

 冠木門をくぐって記念館に入ったが、子供等は土産物屋の方に関心があるようで、藤村の記念品には興味を示さない。みのる君も大して面白いとは思わない。絵画や彫刻であれば足を止めることもあるが、成程と云う感想で見終わってしまった。子供等に急かされてあっさりと見てお仕舞いだった。

 文学者の記念館と云うのは難しいと思う。実績は文章だけ。読んだ者の心に残るものだから、形にしづらいだろうな。初版本を飾っておいても、成程と云う感想で終わってしまう。哀しいね。

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2008年1月17日 (木)

小林古径邸

 何年か前、新潟県高田(上越市)出身の日本画家、小林古径の屋敷が復元され、一般に公開された初日、前々から古径ファンだったカミサンが、是非、この機会に建物を見学したいと駄々をこねるものだから、しぶしぶみのる君は思い腰をあげて、カミサンと連れ立ってこの邸宅を見に行った。

 一般公開初日と云う記念すべき日に足を運ぶなんて、運が良かったのかな、入場料は無料だった。但し、見物客が多いものだから、入場を制限していた。20分程待たされてから、いよいよ入場。カミサンは建物の隅々までじっくりと拝見し、案内係の説明にも熱心に耳を傾け、時には質問したり、いつものように積極的に動き回っていた。みのる君は、やはり、いつものように全て一瞥で終わる。建築家の吉田五十八設計の初期の数奇屋造りとして貴重な建物の由。落ち着いた佇まいで、確かにカミサン好みだった。

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2007年12月30日 (日)

群馬県立近代美術館

 磯崎新設計の群馬県立近代美術館に、やはり母とカミサンと訪ねたことがある。たまたまピカソの「ゲルニカ・タピスリー」(ゲルニカとほぼ同寸のつづれ織り。本体はスペインマドリッドのソフィア王妃芸術センター所蔵の由)の特別展示をやっていて、思わぬ場所でピカソに遭遇。こんな所にピカソがあったのかと驚いた記憶がある。勉強不足と云えばそれまでだけれど…。老母もピカソに出会えて喜んでいた。

 ピカソの他に「信濃美術館展」も開催中だったが、少し前に母と信濃美術館を訪ねて東山魁夷を見て来たばかりだったので、少しガッカリだった。わざわざ老母を長野まで案内することはなかった。昔気質の母は再び同じ絵を見られて良かったと云ってくれたが、帰り際、表は雨、売店で傘を買う羽目になったみのる君は落胆頻りだった。まぁ、ピカソが見られたのが救いだったな。

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2007年12月29日 (土)

群馬県立館林美術館

 少し前になるが、母とカミサンを連れて「北大路魯山人展」を開催していた群馬県立館林美術館を訪ねた。

 平成13年完成の美術館で、なかなか斬新な外観。駐車場から入口まで、更に入ってから展示室までが長いアプローチ。デザインに拘り過ぎて、若干配慮に欠けたのだろう。足腰の弱った年寄りには聊か厳しい距離だった。もう少し配慮があっても良い。上州名物の空っ風でも吹いていたら、辿り着けやしない。

 主に企画展が中心の美術館。みのる君が訪ねた時はカミサン好みの北大路魯山人展だったが、瀬戸物屋を営んでいた祖母の影響かしらん、母も満更でもなくカミサンと一緒に魯山人の作品を丹念に見ていた。みのる君はと云えば、例によってさっさと一回りした後は隅っこで小さくなっていた。

 館内レストラン「イル・コルネット」で食事を摂ったが、和食弁当が用意してあったのが、せめてもの心尽くしかね。母はおいしそうに弁当を平らげ、食後のコーヒーを楽しんでいた。

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2007年12月28日 (金)

田部美術館

 松江市の小泉八雲旧居東に「田部美術館」がある。元島根県知事が創設の由。松江藩7代藩主松平不昧公の茶道具などお茶の関する美術品が展示してある。

 ここもカミサンの強引さに負けて入ってしまった。建物は落ち着きがあって宜しい。回廊式も風情がある。客は少なかった。「茶の湯の造形展」と銘打った特別展を開催中で、気に入った作品を投票して下さい。投票の結果で優秀賞が選ばれるような特別展だったみたい。お陰で、入口で貰った案内と投票用紙を片手に、茶の湯は任せて貰いたいわと云わんばかりのカミサンは熱心に品定めさ。みのる君はいつもように早足で一巡した後、庭先の椅子に腰掛けて煙草を吸っていた。あなたはどれが気に入ったかしら、私はどれにしようかな、などと選択権を与えられたカミサンはゆっくりとじっくりと鑑賞。困ったカミサンだった。

 毎度のことながら、みのる君は辛抱強い。みのる君と同じように所在なさそうな男性が煙草を吸って連れの彼女の戻りを待っていた。いずこも同じだね。

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2007年12月27日 (木)

益子参考館

 栃木県益子町に陶芸家で第一回人間国宝の濱田庄司の自宅兼工房を開放した「益子参考館」がある。カミサンに連れられて立ち寄ったが、焼物にはあまり関心のないみのる君は、じっと我慢を強いられてしまった。ただ、堂々たる門構えや寄棟造りの茅葺古民家は一見の価値がある。

 帰路、益子焼の店に入ったが、夥しい数の焼物が所狭しと陳列してあって感心してしまった。客も大勢。単なる器に過ぎないのに、何故夢中になれるのだろうか。カミサンも客に混じって、一生懸命と物色していた。こう云う時は疲れ知らず。元気が良かった。

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2007年12月26日 (水)

齋藤美術館

 岐阜県郡上八幡に茶道具を展示している「齋藤美術館」がある。カミサン好みの美術館。

 ずっと以前、初めてみのる君が郡上八幡を訪ねた時、町中に「伝統」の空気が漂っていて、その迫力にたじたじになってしまった。奈良や京都、金沢でも身に沁みなかった伝統の空気をこの町で初めて感じた。伝統の重みを肌で感じたと云うのは、大いなる驚きだった。何がみのる君の心に響いたのだろうか。今でもそれは謎のままだ。

 とは云え、おもだか家民芸館を見たり、有名な蕎麦屋「平甚」で蕎麦を食したり、伝統の迫力に圧倒されながらも食欲を満たしたみのる君だったが、その時の印象を再確認したくて、何年か前に改めて家族を引き連れて郡上八幡を訪ねた。が、昔の迫力は無くなっていた。町が変わったのか、みのる君がふやけたのか分からない。勿論「平甚」で蕎麦を味わったし、宗祇水も確保したけれど、伝統の重みは蘇らなかった。

 郡上八幡の町並みを歩いている時、茶道具の美術館を目ざとく見付けたカミサンが目を輝かせ、みのる君や子供らを強引に引き連れてこの齋藤美術館に入った。

 黒楽やら赤楽やらの茶碗や香合や棗等、カミサンは熱心に見て回っていた。目の保養にはなるけれど、茶道具には大して関心を示さないみのる君はさっさと一回りした後、子供等のお守役に徹していた。むしろ子供等は近くにある「遊童館」の紙細工に夢中だった。

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2007年12月25日 (火)

碌山美術館

 長野県安曇野市穂高に「碌山美術館」がある。荻原守衛(碌山)の作品を保存した美術館。重要文化財にもなっている「女」や親友の高村光太郎の「手」等が見られる。建物も趣があって宜しい。精力的に空気の流れを表現している知り合いの彫刻家が、彫刻は肉体労働だとこぼしていたが、そもありなん。根性がないと作れないだろうね。運ぶのも容易ではない。

 子供等が小さい頃、ドライブの途中にこの美術館を訪ねたけれど、彫刻なんかに興味を示さない子供等がぐずったので、早々に表に出てしまった。又、機会があったら訪れたい美術館だ。穂高と云う場所にも何となく興味がある。

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2007年12月23日 (日)

美ヶ原高原美術館

 夏の盛り、子供等が幼い頃、家族で美ヶ原高原美術館(冬場は休館)に出掛けた。例によって真夜中に自宅を出発し、朝の5時前には美術館の駐車場に到着。八ヶ岳が雲海の彼方に顔を出していた。冷気凛々として静寂。子供たちにとって、雲上の景色は初めての経験だったかと思う。自動販売機でカップラーメンを買って開館を待った。

 美ヶ原高原美術館は箱根・彫刻の森美術館の姉妹館としてオープンした野外の彫刻美術館。海抜2千㍍程の高地にあって、明け方は寒い位だった。開館と同時に入場。広大な敷地に点在する彫刻類や光の美術館、こども美術館、ビーナスの城等をゆっくりと見て歩いた。

 夏場の高原だから楽しめる場所だろうな。新鮮な山の空気と心地良い冷風。さまざまな彫刻(造形美と云うか構成の妙と云うか、奇を衒ったと断じても良い、難解でもあり、独善的でもあり、しかし、いずれも風景に溶け込んでいるから許容すべきだろう彫刻群)を眺めて、しばし下界の暑さを忘れたものだった。忘れついでに、カミサンがトイレで化粧バックを置き忘れてしまい、慌てて引き返したけれど、すでに無し。雲上にも悪い奴はいるもんだね。

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2007年12月22日 (土)

竹久夢二伊香保記念館

 群馬県伊香保温泉の入口に竹久夢二伊香保記念館がある。大正ロマンの夢ニ作品をたっぷり楽しめる。「榛名山賦」とか「青山河」と云った大作もあって、大正時代が溢れた美術館になっている。何度か立ち寄っているが、特段の面白味はない。相変わらず、成程と云う一言で片付いてしまう。ちょっと狭いかなと云う印象もある。

 以前、料亭で拝見した絵の方が間近で見た所為か迫力があったね。こんな所にお宝が隠れているのかと云った俗っぽい感想もあった。TVのお宝探し番組に時々出てくる逸品に驚かされるのと同じ。近くで見る方が親近感もあって宜しい。美術館のガラス越しより味わい深いし。

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2007年12月21日 (金)

信濃美術館・東山魁夷館

 長野市善光寺の東に長野県信濃美術館・東山魁夷館がある。牛に引かれて善光寺参りのついで立ち寄るのも一興。ここは家族で立ち寄ったり、東山魁夷の好きだった母を連れて出掛けている。

 信濃美術館には小山敬三や安井曾太郎、梅原龍三郎等のコレクションがある。東山魁夷館は、文字通り東山魁夷の有名な作品が展示されている。後学の為の一見は宜しいかと思うが、みのる君が好みではない。成程と感心してお仕舞いだった。母は結構時間をかけて一つ一つ見入っていた。

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2007年12月20日 (木)

山梨県立美術館

 山梨県立美術館には何度か足を運んでいる。時には団体旅行で、あるいは家族で、又は母を連れて。その都度美術館発行の冊子を買ってしまったので、我が家の書棚には幾冊も並んでいる。

 ここの美術館は「種をまく人」や「落穂拾い」、「耕す人」、「鶏に餌をやる女」等々ミレーの作品が充実している。みのる君の好みはひたすら印象派だけれど、こだわってはいない。目の保養も必要さ。

 じっくりと眺めることは得意ではない。さっさと見て歩いてしまう方だが、時には足を止めて、気になった作品をじっくりと見入る。とは云え、いくら眺めても技量とか技術は分からない。ただ眺める。そして、静かな空間と時間を楽しむ。それだけで十分の気分転換。後は、館内の喫茶室でコーヒーを味わえば最高だね。

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2007年12月19日 (水)

小山敬三美術館

 小諸市懐古園に小山敬三美術館がある。めったに旅行もしなかった父母が訪ねた思い出の美術館で、父の死後、みのる君は母を案内してここを初めて訪れた。

 母を連れて藤村記念館を見学した後に立ち寄ったが、母が、こんなすてきな場所は父と来たかったと初めて訪ねたような口吻で感想を述べたからビックリした。いよいよ耄碌したかと思った。駐車場から懐古園、藤村記念館、小山敬三美術館と上り下りの多い園内を、足腰の弱った母を連れ回したが、気丈にも歩き通した母の一徹さに感心もした。途中、園内の喫茶店で母はおいしそうにコーヒーを飲んでいた。

 母の死後、カミサンと再びこの美術館を訪ねた。浅間山やお城シリーズの洋画が常設展示されている。いかにも洋画然としたタッチが良い。白鷺城を題材にした大胆な構図の城シリーズも良い。カミサンも気に入ったようで、帰りがけに絵葉書を求めていた。

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2007年12月18日 (火)

バーンズ・コレクション

 子供等が幼い頃、一家揃って東京上野の国立西洋美術館の「バーンズ・コレクション」展を見に行った。ついでに一度位は新幹線に乗せてやりたいと云うささやかな親心もあって、当日39度の熱を出してしまったもののいたって元気そうな娘を気遣いながら、強引に出掛けて行った。

 9時半には美術館に到着。すでに長蛇の列。しぶしぶ最後尾に並ぶ。やっと当日入場券を買って、再び入場待ちの列に並ぶ段取りで、じっと我慢を強いられた。並ぶことが嫌いなみのる君にしては珍しかったが、子供を従えた親の責務を果たしていただけさ。カミサンにブツブツ日本の貧相な文化事情をこぼして憂さを晴らしていた。小学生だった子供達は物珍しそうに辺りを観察したり、カミサンとお喋りに夢中になったり、39度の熱にも動じない娘も忍耐強かった。

 2時間待ちの末、やっと館内に入ったが、当然、中も大混雑。ルノアールもセザンヌもモジリアーニも黒山の後ろから眺める程度。これでは、まるで雑踏の繁華街を歩いているようなもので、鑑賞も感想もない。疲労感のみだった。ひどいものだ。期間中100万人を超える入場者数を数えた由だが、お祭り騒ぎを誇って何になる。子供等が元気だったので救われたけれど、娘の熱が高じて倒れていたら悲惨な結果になっていたと思う。今にして思えば無謀極まりない美術鑑賞だった。

 館内で昼食後、御茶ノ水に出て両親が通った学校等を見て回ってから、本屋に行きたいと云う息子の希望を叶えて三省堂に立ち寄ったが、子供等は目を輝かせてあちこちを飛び回っていた。美術館より、こちらの方が子供等には有意義だったか知れない。親の財布を当てにして怖いお話の本を買い求めたが、午前中の難行を労わった親のサービスと云うところさ。

 その後、みのる君は毎夏美術館で入手したバーンズ・コレクションをプリントしたTシャツを着ていた。これも情け無い日本の文化事情の一端さ。

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2006年9月19日 (火)

木村茶道美術館

 新潟県柏崎にある「木村茶道美術館」をカミサンと訪ねた。無論、カミサンの趣味の範疇で、みのる君は運転に専念だが。

 点茶付きでお一人1400円は門外漢には辛い出費だが、カミサンの勢いには勝てない。2組の来館者と一緒に茶を味わったが、名品で茶を飲むのも一興。一驚。みのる君は真清水蔵六の「三島」と云う茶碗で喫す。カミサンは左入の赤楽。懇切丁寧な説明を拝聴しながらの一期一会。カミサンは堪能したようだ。みのる君は足がしびれてしまった。鬱蒼とした庭園も良し。

 午後は新潟市の「北方文化博物館(豪農の館)」を訪問。正三角形の茶室「三楽亭」には驚いた。本館に入れば、15間を超える通しの杉の丸桁が凄い。家族と60人の使用人の為に炊かれた米は毎朝1俵と云う台所も凄い。板の間に使用人が苦労が刻まれていた。

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