日本の、これから
先週末、NHKの学力についての討論番組を拝見。さまざまな立場の論客と一般視聴者が一堂に会してお互いの意見をぶつけ合って、「学力」の問題を掘り下げてくれた。面白いと云えば確かにその通り。しかし、所詮は噛みあわない議論。論点が曖昧だから、各自、自らの知識と経験の範囲内での発言に終始していた。適用範囲がそれぞれ違うから、噛み合うはずががない(最初の部分を見ていなかったので、確たることは云えないが)。現場の先生方のご苦労にも肯けるし、生徒側の主張も一理ある。一家言は良し。が、適用範囲の違いは如何ともし難い。生徒が先生を評価すると云う議論もあったが、知識や経験不足の生徒に判断を委ねる無謀さの議論が無かった。絶対評価なんてあり得ないとなれば、自ずと意図的評価の介在を認めなければならない。情報操作につながる危険性にまで言及していれば、もう少し白熱した議論になったかも知れない。番組の時間切れも残念。
読み書きソロバンの基礎学力を身に付けさせるのは義務教育の範疇だと思う。後は本人次第。自分の人生をいかに生きるか。他人任せや責任転嫁でなく、自ら知識を求めるしかない。発想や想像力、知恵と云ったものは知識や経験が無ければ出てこない。番組中で、学力が無くても知恵が出るような発言をした論者もいたけれど、無から有は生じない。下地があって、初めて知恵が生れる。思い違いの発言だろうなと思う。
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