趣味

県立ぐんま天文台

 ずっと以前、部活で忙しい息子を家に残し、カミサンと娘と連れ立ってぐんま天文台を訪ねたことがあった。確か五月連休の頃だったかな。大分古い話ですっかり忘れていたが、過日、カミサンがお茶の稽古でお忙しい中、群馬の山の中を時間潰しに走り回っている時、ぐんま天文台の看板を見付けた。久し振りだな。ちょっと立ち寄ってみよう。みのる君は懐かしさも手伝って、天文台を目指した。

 すっかり忘れていたが、天文台は駐車場からきつい山道を上らないと辿り着かない。昔もそうだったかな。汗をかいた記憶はなかったが、多分、その頃のみのる君は今よりずっと頑丈だったのだろう。記憶にも残らないようなありふれた坂道、階段道だったのだろう。今回も不平はあるものの、汗をかくものの、大股でずんずんと上った。熊よけの鈴も用意してあるらしい。一人で歩くには、ちょっと不安だった。およそ15分の上り道。結構な高低差だった。駐車場には、歩行困難な方は車で送迎するのでご連絡下さい、と丁寧な案内板があったが、まさか送迎をお願いする訳にはいかない。運動不足ながら足腰には自信がある。

Gunmatenmondai

 やっとの思いで天文台に到着すると、何となく見覚えのある景色が眼前に広がっていた。遠くには草津白根山らしい山容も拝める。カメラを持参すれば良かった。ガラケーで登頂記念を一枚撮った。天文台手前の妙な三角形の構造物は18世紀のインドで建設された天体観測施設(ジャンタル・マンタル)の復元らしい。三角形の頂点の先には北極星が見られるようだ。成程。今は青空のもと、北極星は見えやしない。

 本館の展示フロアには星夜写真ではお馴染みの藤井旭氏のダイナミックな写真も飾られている。国内最大級の150cm反射望遠鏡の説明会もあって、数名のお年寄りに交じって仕組みなどを拝聴できた。上って来た甲斐もあったか。宇宙食の見本も販売しており、一応、購入。後日、子供達を呼んで自慢話をしながら一緒に食したいと思う。

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天文ガイド購読も終わる

 昨年末、「天文ガイド」の購読をやめた。ちょうど丸50年、半世紀の節目。

 1967年1月号から買い始めて2016年12月号まで、購読は単純計算でも実に600冊に及ぶ。臨時増刊号も欠かさず買っていたので、きっと、はるかに600冊を超えているだろう。手放した覚えが無いので、多分本棚の隅っこに全冊が残っているはずだが、何度かの転居もあって、紛失した号数もあるかも知れないが、さすがに調べてみる程の元気はない。これだけの期間一つの月刊雑誌を読み続けた根性は大したものだと思う。

 最初の頃は天文分野の知識習得や星空観望に夢中で、安物の工作キットを買って屈折望遠鏡を自作、あまりの杜撰な工作キットにガッカリした覚えがある。生まれて初めてローンを組んだのが双眼鏡購入だった。写真の現像にも意欲を示してカメラ店の主からご教示を賜り種々の天体ショーをカメラに収めて現像を楽しんだり、パソコンが世に出回った頃にはすぐに購入しプログラミングを覚えて彗星の予報位置を割り出し、計算通りの位置に彗星を見付けては小躍りしたり。安価な反射望遠鏡を買って後悔したこともあった。早起きは一向に苦にならないし、夜中のドライブが好きなのも星空観望で鍛えられたからだろう。

 同人誌発行に取り組む文学青年でドラムを叩き、ギターを弾き語る音楽青年でもあり、天文好きの理系青年と云う隠れた趣味の持ち主だったみのる君の思考回路は、元を糺せば、「天文ガイド」の購読が出発点だった。高校生時分、何気なく本屋で手に取った「天文ガイド」がみのる君の思考回路に多大な影響を与えてくれたが、そろそろ区切りの時分。我が家の階段の踊り場には2013年8月号の付録の「メシエ天体カタログ」が飾ってある。宇宙は広いな。この感想をもって、ついに購読をやめてしまった。天文年鑑だけは、念のために買い続けている。未練なのだろう。「天文ガイド」の益々のご発展を祈りつつ、みのる君の人生に多くの感銘を与えてくれた御誌に感謝申し上げる次第だ。

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野辺山宇宙電波観測所

 用事があって山梨へ向かう途中、たまには長野経由も一興とばかり、一人で佐久から清里へと車を走らせている時、野辺山宇宙電波観測所の案内板を見付けた。懐かしい。今から二十数年も前、子供達が幼い時分に一家で近くまで行って、遠くから電波望遠鏡を拝見し、いつかは訪ねたいと思っていた観測所だ。すっかり、その存在すら忘れていた。折角だから、立ち寄ってみよう。みのる君は観測所を目指した。

 朝9時と云う時間の所為か、駐車場はがら空きだった。守衛所で入場手続き(入場者の所在都道府県名と人数のみ記載。入場無料)を済ませ、中へ入ってみると、広大な敷地のあちこちに電波望遠鏡やミリ波干渉計、電波ヘリオグラフ等々チンプンカンプンの観測機材がそびえている。ただただ感心するばかり。きっと、これらが宇宙の謎を解いているのだろう。大したものだと思いつつ、周りには家族連れが多く、一人で立ち寄るような場所ではなかったかも知れない。

 元来星好きのみのる君は、それでも、小一時間程敷地内を散策し、何となく充実のひと時だった。夜になれば、見事な星空が見られるのだろうな。折しもペルセウス座流星群の極大時期、今年も気になって早起きしているものの、地元は曇天が続き、今年も空振りだった。時間があれば、野辺山で朝を迎えても良かったが、時機を逸している。家を出た頃は曇り空、途中で雨に降られ、野辺山に着く頃には青空が顔を出している。これも日頃のみのる君の行いの所為なのだろう、青空を恨めしく眺めた。

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 見学を終えて駐車場に戻ってみると、駐車スペースが少なくなっている。夏休みの最中ゆえに家族連れがひっきりなしにやって来るようだ。

 観測所を離れ、国道に戻る途中、JRの最高地点の脇を通ったが、ちょうどそこへJRの電車がやって来た。カメラを構える余裕も無い。電車はアッと云う間にみのる君を無視して走り去ってしまった。残念。あとで、カメラチャンスを逃したとカミサンに話すと、私は若い頃に最高地点で写真を撮って貰った事があったわ、懐かしいな、と思い出を語ってくれた。みのる君の地団駄にはお構いなしだった。

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アハ体験

 テレビで拝見した「アハ体験」の画像を自分でも作ってみよう。過日、みのる君は一念発起して作ってみた。

 家族の一枚のスナップ写真の一部を少しずつ消していく。ちょっと賑やかな音楽をバックに流して、さて、何処かが変化していますが、分かりますかとカミサンや子供達、義妹等に見せたが、誰も変化に気付かなかった。変化している箇所は一ヶ所に過ぎないのに、案外、当てられないものだ。次は一枚の写真の複数箇所を消してしまう画像を用意したが、精々一ヶ所を当てられる程度。見せられる方は、前回の失敗があるから隅々に注意を払っていたので、一つ位は当てられて当然かな。ここも違うよ、あそこも消えるよ、等と教えてやると、皆さん揃って感心していた。全然分からない。カミサンはこうしたお遊びは苦手のようだ。

 日を改めて、今度は瀬戸内海に富士山を出現させる画像を作ったが、さすがに増えていくものには気が付くようだ。誰もが直ぐに変化を発見出来た。カミサンも見付けられて喜んでいた。大いに盛り上がった「アハ体験」だった。

 消えていくものは気付きにくい。増えていくものは敏感に感じ取る。人間の心理か真理か。

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部分日食は見られず残念

 生憎の雨。楽しみにしていた本日の部分日食は見られなかった。

 次回の部分日食は2019年1月6日の由。3年先だ。関東地方で見られる皆既日食は2035年9月の由。いずれも、みのる君が無事に生きているかあやしい頃合。本日の部分日食は冥土の土産にお手頃と思っていただけに残念。やはり日頃の行いの所為か。異常気象の所為か。悔しい。

 日頃の行いと云えば、近頃は国会議員から町会議員に至るまで議員の資質に欠ける御仁も多いようで、不祥事やら不用意発言が物議を醸しており、先生方の行いの所為でみのる君の楽しみが奪われてしまったのかも知れない。テレビのバラエティ番組等で顔を売った先生方の強弁振りにお天道様が呆れて姿を隠してしまったのかも知れない。どこぞの議員の自信に満ちた「確信」やら「決意」、「指示」と云った言辞に辟易しているみのる君の八つ当たりだ。

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堂平山観測所

 みのる君が星に夢中になっていた少年時代、堂平山にある東京天文台(今は国立天文台)の観測所には一度は行ってみたいと思っていた。とは云え、所在地を調べる程熱心ではなかった、きっと埼玉県の西部辺りだろうと云う大雑把な把握に留めていたが、過日、何気なく埼玉県の道路地図を見ていたら、秩父から案外近い場所にあった。秩父方面はしばしば車を走らせている所だ。こんな所にあったのか。みのる君は新発見に驚き、勢い、行ってみたくなる。堂平観測所はすでに閉鎖されているが、何かしらお楽しみもあるだろう。暇な一日、念願を果たす為に、ほんの軽い気持ちながら出掛けて行った。

 天文台に向かう峠道はきっと狭いだろうなと予想していたが、案の定、車一台がやっとと云う箇所も多く、日当たりの悪い場所には雪が固まっている。天文台の職員は通勤に苦労しただろうなと思いつつ隘路を走った。幸い、対向車も無く、白石峠までは順調に走れたが、その先は道路に雪。しかもこの季節の天文台は閉鎖中と看板に明示してある。残念。しばし一服して、さっさと元来た道を戻ってしまった。場所さえ分かれば、いつでも来られる。春になったら、再訪も一興。きっと星空を楽しめるだろうと思う。自転車でやって来た運動がてらと思しき二人連れが峠の片隅でお喋りしていた。

Doudaira

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流れ星一つ拝見

 昨日早朝、ふたご座流星群の極大日、みのる君は少々早く目を覚ましたので、気になって縁側から外の様子を見た。案の定、関東地方は曇天と云う天気予報通りか、星一つ見えない。やっぱり駄目か。諦めて寝床に戻った。そして、夜明け前の5時半頃、朝刊を取りに玄関先に出てみると東の空に明るい金星が見えている。頭上には木星も見える。何だ、何だ、いつの間にか雲がない。極大時間を過ぎているが、もしかしたら、一つや二つ流れ星が見られるかも知れない。しばし寒い中、寝間着のまま見上げていると、かなり近眼のみのる君でも分かる金星級の明るい流れ星が流れた。およそ0.2秒、うみへび座辺りを西から東へとスッと流れた。ふたご座流星群のものか散在流星か不明だけれど、大きな収穫だった。一つ見られれば良し。寒いので二つ目は諦めて、さっさと部屋に戻ってしまった。年々根性は無くなっていく。少し遅れてカミサンも起きてきたので、収穫の件を得意になって話す。カミサンは、私も見たいと云って早速表に出たが、すぐに戻ってくる。何よ、曇っているわ、星なんか見えない。みのる君も慌てて表を覗くと、確かに厚い雲が空を覆っている。みのる君は余程運が良かったようだ。これも日頃の行い次第か。半世紀近く夜空に親しんでいるみのる君に天がプレゼントしてくれたのだろう。先週は昭和の偉大な破天荒作家が亡くなられた。みのる君の風貌はこの作家に似ていたらしい。昔は友人等によく冷やかされていたので、何となく親しみを持っていた。作家の歌う「男と女の間には深くて暗い川がある」と云う歌詞にも共感もしていた。益々昭和が遠のいたか、ご冥福を祈りつつ寂しさも味わっていた。そんな矢先の一条の鮮やかな流れ星拝見。天からのささやかな励みかね。何、物事は考え方次第さ。

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無事に茶会終了

 2年に一度、文化の日に開催している我が家の茶会は、少々風があったものの晴天に恵まれ、無事に終わった。前日は終日雨模様だったので心配していたが、今回は天気予報通りに雨も上がって、カミサンはホッとしていた。雨のお蔭で庭はしっとりとした雰囲気も醸し、打ち水も手抜きが出来た。

Tyakai

 幼い頃から茶会の手伝いを強制されてきた子供達も着物や袴姿に変身して、快くお手伝いに加わる。東京からわざわざ車で駆け付けてくれた息子の友達もいたり、娘の友達も子連れでやって来るし、それぞれが茶会を盛り上げてくれた。カミサンは、今回は徳川家康没後400年と琳派400年をテーマにお道具を見立てたと云う。濃茶席でいちいちお客に説明するものだから、待合には次々とやって来るお客様が手持無沙汰になる。カミサンはその辺りのご配慮に欠けるから、スタッフはてんてこ舞していた。みのる君と云えば、勿論、いつもの通り普段着姿、一人だけ浮いていた。

 お客から茶会を褒められ、カミサンの苦労は報われたか。そろそろお歳だと思うが、古希までは頑張る所存の由。しわ寄せには無頓着のご様子。裏方は黙々と後片付けに専念するばかり。やっと昨日で原状回復。カミサンご自慢の茶室は物置同然となった。

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我が家の茶会間近

 2年に一度、カミサンは我が家で茶会を催す。ごく内輪の茶会に過ぎないが、我が家を建てた際、みのる君の計らいで三畳の茶室を設え、以来、2年に一度、文化の日にはにぎにぎしく茶席を設けている。今年もその時節となった。

 今回は畳を張り替えた。庭も若干模様替えした。垣根も新調する。娘の為に着物も誂えた。何かと物入りが多い。よく金が続くね。みのる君は冷やかすが、カミサンは動じない。日常の細々した買物はみのる君の懐を当てにしているし、ドライブの費用は全部がみのる君持ちだ。自分が稼いだ金は自分が消費する。みのる君のご支援は見ぬふりだ。

 茶会の準備に余念は無いが、忙しい、忙しいと云いながら、今日は上京した。東京で茶事があって、お仲間とご参加の由。先週も茶事があって、一日外出していた。みのる君は一人で留守番、一人で食事。毎度の事だ。従順なみのる君だからこそ物事は丸く収まっているのに、その有難味にはやっぱり知らんぷりだ。お茶の事となると一心不乱だが、家事となると、疲れた、疲れた、忙しい、忙しいを連発する。大したものだ。

 尤も、カミサンが留守の時にはみのる君は呑気が出来るので、あえて事は荒立てない。静観あるのみ。今度の茶会が最後になるかも知れない。お互い、疲れてきた年頃だし、お金も無くなって来る時分だ。悔いを残さぬよう精々頑張ってね。

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カミサンの初釜が終わった

 先週末はカミサン恒例の初釜だった。県内外からお客さんを自宅に招いてのおもてなし。正月明けからカミサンは準備に追われていたが、初釜の3日前になってもなかなかお菓子が決まらなかったようだ。

 その辺の店の花びら餅で良いじゃないか。みのる君は愛想もない。そんなみのる君の冷淡さには意にも介さず、カミサンは必死に思案していたが、ついに思い余ったか、はるか遠方、松江の風流堂と云う店に直接電話して「古代山川」を注文するに至った。

 松平不昧公にご執心のカミサンらしい。「古代山川」であれば間違いないわ。日本三大銘菓だし。きっとお客に喜ばれるだろう。お店には初釜前夜の配達を、と無茶な希望を提示すると、快く引き受けてくれた。そして、何とか望み通りに「古代山川」を手に入れることが出来た次第。カミサンはホッとしていた。後はお料理の準備ばかり。カミサンは必死になって、毎晩遅くまで奮闘していた。居間の片隅に初釜の手順を貼り付け、いちいちチェックする慎重さ。毎年やっているのだから、順番なんか頭に入っていると思うけれど、カミサンはそれが不安らしい。手順を間違えたらおもてなしにならない。

 さて、当日の朝。みのる君、漬物を買い忘れていたの、ちょっと、買って来て頂戴、と懇請する始末。何かしら見落とし、不手際はあるものだ。みのる君はしぶしぶとお買物に出掛ける。カミサンのご機嫌を損ねる訳にはいかない。後が怖い。

 初釜当日はみのる君の居場所はない。お客がお茶を楽しんでいる間、みのる君は、一人世間を彷徨う羽目になっている。今年も適当に時間を潰して帰宅すると、初釜は無事に終わっていた。カミサンの笑顔で分かる。首尾は上々だったようだ。

 さて、翌日から、一気に疲れが出たか、カミサンは家事も疎かになる。うたた寝しきり。段々と無理が効かなくなってきたようだ。困ったお人だ。

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