信玄の軍師、NHKの「風林火山」の主人公、山本勘助が墓も見に行こう。強引なカミサンの意見を承諾。しぶしぶ甲府を離れ、北杜市高根町へ向かう。途中は国道をほとんど利用せず、県道を走ったおかげで渋滞なし。
NHKの大河ドラマの主人公の墓だから、きっと観光客も多いだろうなと思っていたけれど、ここも誰もいないし、第一、墓も見られなかった。山本勘助の子孫の山本家の屋敷墓の由。本日は当家の都合で見せられませんとの貼り紙のみ。折角訪ねたのに残念である。物見遊山が増えてしまって、山本家では迷惑しているのかな。
見られなければ仕方ない。さっさと諦めて、次は「三分一湧水」を見に行く。ここは大変な賑わいだった。何とか駐車出来たけれど、ひっきりなしに車が入ってくる。家族連れで賑やか。山勘の墓とは大違いだ。やっぱり、客は行楽地に集まるのね。
三分一湧水は八ヶ岳の湧き水を三つの村に均等に分配する為に築いたと云われている。湧き水を一口飲む。冷たくて美味しい。湧水を使った蕎麦もあったが、食せず。日も西に傾いてきたので、あまりのんびりしていられない。
それから最後の目的地、風林火山館へ向かう。
ここは「風林火山」のオープンセット。入場料300円。大勢の観光客が訪れている。駐車場係が次々とやって来る客を手際よくさばいている。
京都太秦や松竹大船の撮影所を見学したことがあるけれど、撮影所の手抜きセットに比べれば、ここは立派。手抜きは目立たない。よく出来ている。漆喰の壁や門扉の重厚な鉄製の飾りがベニヤ板だったけれど、見た目には本物そっくり。映像技術の妙だね。
しばらく館内を散策。カミサンの念願も叶ったので、そろそろ引き上げよう。
小淵沢へ戻る途中、「信玄棒道(ぼうみち)」を訪ねる。場所が分からないので、給油で立ち寄ったガソリンスタンドで丁寧に教えて貰った。武田軍が信濃攻略のために八ヶ岳の麓をまっすぐ棒のような道を作った由。今はその面影はほとんどない由。教わった地点で、カミサンと記念撮影。やはり、観光客はいなかった。大きなリュックを背負った登山姿の男性二人が案内板の脇で休憩していただけ。
これで今回の風林火山巡りは終了。丸一日、よく動き回った。すでに36時間も起きている状態だぜ…。
小淵沢の道の駅で小休止後、カミサンの実家へと向かう。実は、みのる君のカミサンは甲斐の出だ。二人の衝撃の出会いは別の機会に譲るが、地元を離れて久しいカミサンだから、全く地理不案内、歴史無頓着。今回の旅はいい勉強になったみたい。ただ、毎回、実家に帰る際にあちこち引き回されたらかなわんぜ。
翌日、墓参後に雁坂トンネルを経由して帰宅。高速道路は帰省ラッシュで大混雑だったが、一般の幹線道路を極力避けて、地元民しか利用しないような生活道路をつなぎ合わせて、しかも最短のコースを選んだお陰で、全く渋滞知らず。所要時間も渋滞なしの高速道路利用と同じだった。つまり、今まで高速料金を払ってわざわざ遠回りしていたことになる。この小さな発見も収穫だった…。