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思わぬ所に梅見茶会

 過日、カミサンと連れ立って群馬県にある箕輪城跡を見学したが、その際、近くにある箕郷梅林近くも走った。梅でも見るかい。みのる君が誘ったが、その時は興味なさそうだった。帰りましょうと促すばかりだったが、後日になって、唐突に箕郷の梅林を見に行きましょうと云い出した。一週間も経たぬ内に心変わりしたらしい。やむなく、この前の日曜日、用事を済ませた後、再び群馬県は榛名山の麓まで車を走らせた。梅も見頃ね。カミサンは妙に嬉しそうだ。

 箕郷梅林は「天空の梅祭り」真っ最中だった。駐車場に車を預け、さて、付近を散策しようと思っていると、カミサンはいそいそと駐車場の係員の所まで行って、何やら尋ねている。みのる君の事は眼中にない。係員が会場案内図をカミサンに渡して、カミサンの質問に答えている。やっとカミサンに追い付くと、何やら場所を聞き出している様子。どうしたの。みのる君がカミサンに質問すると、やっぱり、お茶会をやっているわ。今、係の方に茶会の会場を教えて貰ったの。聞けば、起伏のある山道を20分程度歩くらしい。会場は車を止めた梅公園ではなく、少し離れた善地広場と云う会場らしい。20分も歩くのか。みのる君は勿論たじろぐが、カミサンも係員も一向に気にならないらしい。天気も良いし、散策には手頃な距離よ。係員も20分程度で行けるから大丈夫でしょう、と太鼓判まで押す始末。仕方ないな。サンダル履きにはちと酷だぜ。一応、みのる君は不承知を述べたが、カミサンは聞く耳を持っていない。さあ、出発よ。係員は笑顔で我々を見送ってくれた。

 何でも、箕輪城跡見学後のある日、みのる君が箕郷梅林で茶会をやっているらしいとテレビか何かで仕入れた情報をカミサンに伝えていたらしい。みのる君はすっかり忘れていたが、カミサンはしっかり覚えていたようだ。梅林で茶会も悪くはない。そう思ったのだろう、だから、興味を示さなかった梅林へ行きたいと云い出したようだ。梅林で梅を見ながら抹茶を味わうなんて、思ってもみなかった。20分程、今は盛りの梅林を歩く。今回は他の用事が主だったので、カメラを用意していなかった。折角の梅も絵にならない。カミサンは梅の香りをかいでご機嫌だった。

 梅見茶会は梅林の一角に長椅子が置いてあって、客は梅の景色と香りを楽しみながら、目の前で点ててくれたお茶を味わう趣向。一人500円。支払いはみのる君が担当。支払いを済ませると伐採した梅の幹の平たく切ったモノを渡してくれた。お持ち帰りになって、コースター代わりにどうぞ。記念にはなるか。カミサンは茶を点てる亭主と茶談義。道具は梅にまつわる道真公に因んだ品々の由。みのる君はほとんど無口。はるか彼方に市街地が見える。確かにこんな場所での抹茶も一興かも知れない。カミサンは満足そうに茶を味わっていた。

 うっかり、仕入れた情報を開示するものではない。そんな教訓を得た一日だった。

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