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暑気払い

 珍しくリョウさんから電話があり、暑気払いを兼ねて芭蕉の本の出版祝いをやろうぜと云う。勿論異論は無い。早速段取りを付けて、いつものメンバーがいつもの居酒屋に集合した。お互い、年寄りになったが、呑めば、相変わらずの怪気炎だ。健さんはそろそろ現役を引退すると云う。善さんは、すでに悠々自適と云う。毎日のようにバッハを聴き、バロックを堪能してから散歩を楽しんでいるらしい。みのる君とはエライ違いの人生だ。

 程よく酔っ払った頃、いきなり店の人が粋な花束を持って来た。何事かと思ったら、「出版祝」と書かれた連中の名前の入ったプレートが付いている。健さんは、おもむろに奥の細道をデザインした絵ハガキを取り出す。何処ぞを訪ねた折に買った絵ハガキと云う。大事な代物を頂戴する訳にはいかない。が、遠慮は無用と云うので有難く頂いた。連中に芭蕉論の感想を伺ったが、覚束ない返答ばかりだった。ちょっと高尚過ぎたか。芭蕉の読み方が分かったような気がする。健さんは、一応、まともに答えてくれた。

 宴会も終わり、さて、お勘定の段になったら、勘定は割り勘ね。リョウさんはさも当然のように請求しやがる。出版祝と暑気払いは別さ。やっぱり、持つべきは友なのか。愛想のなさはちっとも変わっていなかった。が、気持ち良く過ごした一晩だった。

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コメント

ウフフ……。わが家にも一人いますが、酒を好む人は何でもいいから口実を設けては集まって飲みたいんですね。「感想は覚束ない」とはちとどうかと思いますが、まあその辺は深く追求しない方が……。それより、最後に「割勘」はないでしょう、と大いに楽しませていただきました。ともあれ、出版祝して貰っておめでとうございます。

コメントをありがとうございます。お付き合いも段々淡白になっていくようです。髪の毛も白くなってきたし…。今後ともよろしくお願いします。 (稲)

投稿: Bianca | 2014年8月10日 (日) 20時09分

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