« ふたご座流星群 | トップページ | 今年の締めくくり »

忘年会と地方のバス路線

 忘年会シーズンの12月、珍しく路線バスに乗って宴会会場へ赴いた。これまでは、大抵、車で出向き、代行でご帰還ばかりだったが、たまにはバスも良かろう。幹事さんが選んだ宴会場が街なかで、良い按配に、みのる君の町内を走る2時間に一本程度のバスが宴会場近くに停車するし、ちょうど開宴に間に合う。しかも、呑み会が2時間で終われば最終のバスに間に合う。夜の8時半が最終と云うのは如何なものかと思うが、地方都市の客の少ない路線バスゆえに、苦情は云えない。家からバス停までは200㍍もない。便利この上ない。今まで、交通手段にこれを利用しなかったのは、あまりに車が当たり前だったからに相違ない。少しは反省しよう。

 などと思いつつ、当日、久し振りにバスに乗った。案の定、客はみのる君一人。詰め込めば数十人は乗れるだろうバスを貸切状態では、何となく居心地が悪い。しばらくして、一人、又一人と乗って、宴会場前で降車する時は4人になった。みのる君が降りてしまったから、残りは3人だけ。商売になるのだろうか。いかにも採算が悪そう。

 車を置いてきたものだから、代行の心配はない。宴会では気持ち良く呑む。そして、2時間後の最終バスに乗ってご帰還に及んだ。

 帰りの乗客は計5名。途中で2人降り、みのる君と同じ町内で3人が降りてしまい、バスは空になった。往復のバス代は、普段の代行料金の2割にも満たない。公共交通機関の有難さを味わった忘年会だった。

 後日、職場の連中から、バスに間に合ったかと聞かれる始末。どうも、宴会の〆の挨拶の最中、みのる君が横槍を入れて、だらだらやっているとバスに乗り遅れてしまうと騒いだらしい。とんだ恥っさらしだった。電車で帰った同僚は、もう少し早めに、そっと帰って行った。これも、普段から公共交通機関を利用していない者の心配性がなせる業か。

 そして先週末、同じ会場で、久し振りに昔馴染みのリョウさんや健さん、善さんと一杯やった。毎年、我が家で催す新年会に集まるメンバーだ。みのる君の骨折以来、宴会もちょっと遠慮気味になっていたし、今年はカミサンの風邪もあって、こうして痛飲するのは久し振りだった。お互い、すっかり老けた。近況報告やら回顧談、懐古談義に花開いて、賑やかなひと時を送った。

 この日も同じバスで向った。バスの到着時間は曖昧だから、開宴時間も曖昧にしておいたが、連中は、遅れるみのる君には頓着していなかった。やっと到着かい。大きなジョッキを持って、みのる君を迎えてくれた。

 この日も、バスの乗客はみのる君が最初。降車までに2人乗っただけ。この路線バス、その内廃止されてしまうかも知れない。地方都市は、やはり車がないと動きが鈍くなる。帰りは迎えに来たカミサンの車に乗って帰宅。最終が8時半では思う存分呑めない。バスに縁遠くなる訳さ。

|

« ふたご座流星群 | トップページ | 今年の締めくくり »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

2回の飲み会でバスを利用されたよし、「3K会員」としては嬉しく拝読しました。停留所は私も200m位ですよ。最終便はやはり8時半くらいなので、迎えに来てもらいます。しかし2時間に1本とは減ったものですね、みな自家用車になるはずですね。きょうで今年も終りますが、良いお年を。

Bianca様
コメントを有難うございます。ウチの近くを走るバスは、それでも便は増えたのです。昔は、半日に2本程度。地方の公共交通機関の現状は悲惨なものです。
来年も、懲りずにご来場賜れば幸いです。良い年をお迎え下さい。 (稲)

投稿: Bianca | 2012年12月31日 (月) 08時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ふたご座流星群 | トップページ | 今年の締めくくり »