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廃仏毀釈

 遠い昔、学校教育で廃仏毀釈を学んだ記憶がある。明治維新後、神仏分離を目的に出された政策。それを一部が都合よく解釈して、文化遺産の多くが破壊されてしまった。

 最近の情勢や「維新」と云う言葉を見聞する度にこの廃仏毀釈が脳裏に浮かぶ。新たに台頭してきた勢力を歓迎する風潮は良しとしても、その勢力の頂点には、テレビのバラエティで名を売った弁護士が君臨しており、弁護士だから、当然弁は立つし、議論すれば仕掛けた方が負けるには決っているが、どうもこのリーダーには胡散臭い感じがしないでも無い、と云う感想が出てしまう。

 報道で知る範囲だが、件のリーダーは文楽に否定的見解をお持ちのようだ。伝統文化に無関心なのかな。長たる者、異質を理解する度量も必要だろうと思うし、それ以前は、刺青規制で物議をかもしたが、公務員たる者は刺青はあかんと云うお触れを出してから、規制すべきだったと思うし、どうも言動が受けを狙った感じがしてならない。テレビのバラエティ番組でコメントしていた時代から、詭弁を弄する弁護士のような印象を持っていたが、一層怪しい雰囲気になってきた感もある。

 閉塞感の満ちた時代になると、英雄を待望するような空気が漂う。そのまま突き進むと、第二次世界大戦のような、ないしは明治維新後の廃仏毀釈のような乱暴な結果を招きかねない。時代は繰り返されるのか。既成政党が、このリーダーに振り回されている図は滑稽でもある。もう少し、泰然と天下国家を論じていた方が、余程支持を集められるのではないかと思う。

 ともあれ、党利党略に終始している現状は打破すべきだろうけれど。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

秋風とともにブログ復活、おめでとうございます。このリーダーは私も胡散臭いと思ってきました。「茶髪の風雲児」で売り出していたころから、1人だけ判断が違う、それを強引に主張する、素人目にもあまり学識が深くなさそうで、なぜこんな人がと思っていたら、どうやらそこを足掛かりに政界に乗り出したのですね。あらゆることを出世の手段としか考えてなさそう。髪型もドイツの某独裁者を思い出させますし。(富士山の画像、素敵ですね)


コメントをありがとうございます。復帰というか何というか、なかなか思うようにいかない状況です(富士山の写真、お褒めに与り光栄です)。
近頃、大政翼賛会を連想するような事態になってきましたね。ちっと怖い感じです。 (稲)

投稿: Bianca | 2012年10月28日 (日) 17時29分

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