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品不足

 大地震の余波は生活必要物資も奪ったようだ。スーパーに行けば、トイレットペーパーの棚には何も残っていない。食パンも売り切れ状態。電池も無い。ガソリンも無い。

 幸い、みのる君の家族は地震直前ないし直後にガソリンを満タンにしていた為、暫時は行動出来る。が、品不足が続くと、やがて蒼くなってしまうだろう。

 ガソリンスタンドの前には、地震直後から長蛇の列だ。品切れになっても、車の列は一向に減らない。職場の同僚は3日連続早起きしてスタンドに並んだが、結局、補給出来ず、通勤は自転車になった。寒い朝、結構の距離を自転車でやって来るものだから、それだけで疲れ切っている。

 スタンドに並ぶ長い車列は大通りだけでは収まらず、狭い路地にまで連なってしまい、民家の玄関先や駐車場を塞ぎ、住人が外出するにも、車列が邪魔をして車を出せない状態も見られる始末。

 この休日、用事があってカミサンと外出したが、スタンドの従業員が交通整理をしている。品切れの看板を持った従業員が駐車中の車に告知して回っても、移動する車は少ない。切羽詰った状況なのだろう。すでにガス欠かも知れない。中には、前後の車の運転手同士が血相を変えて言い合っている光景も見られた。きっと、順番か何かでお互いが不利益を蒙ったと主張していたに違いない。エライコッチャだ。何処其処のスタンドでは油が入荷したようだ、あっちのスタンドではまだ余裕があるそうだ、とかの情報がメールを介して飛び交っているみたい。職場にやって来る人たちも、同様な情報を教えてくれる。

 政府は買いだめの自粛を喧伝しているが、ガソリンの買いだめなんてあまり聞いた事が無い。1000円分しか入れられないとか、数㍑しか認めないとか、スタンドは広くガソリンが行き渡るよう苦心している。相田みつをの「うばい合えばたらぬ わけ合えばあまる」と云う言葉通りだ。

 みのる君宅は毎朝食パンを食す。カミサンが、これで食パン終わりよ。何処へ行っても売っていなかったと云う。その晩、仕事帰りにみのる君はコンビニをはしごして、3軒目で何とか2日分の食パンを確保出来た。確かに食パン不足は逼迫していた。

 こうした現実に直面すると、買いだめに走ってしまう心境にもなる。休日の午前中、カミサンの用事に付き合って外出した際、カミサンの用事が済む間に近くのスーパーを覗いてみると、食パンが一杯あるじゃないか。たまたま入荷したばかりか。ついつい嬉しくなって、みのる君は3日分を確保してしまった。生意気なことも云っても、背に腹はかえられない現実。お陰で、今日もみのる君は食パンにハムを挟んでご満悦だ(毎日の買物は面倒なので、カミサンは昔っから毎回3日分の食パンを買っている。念の為)。

 なお、仙台で被災した甥っ子は山形経由で脱出し、無事、帰郷出来た。とりあえず、みのる君の親族は無事が確認できた次第。

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