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猫の声

 捨て猫かな、家の近くで子猫の鳴き声がした。最初の頃は大人しい、甘えるような鳴き声だたけれど、翌晩になって、少し大きな甘え声になり、辺りを徘徊している。昼間はみのる君もカミサンも外出しているから、様子は分からないが、暗くなって帰宅し、明かりを点けるとやって来るようだ。昼間は何処かで猫をかぶっているのだろうか。

 お手伝いを雇える苦沙弥先生であれば、猫の一匹や二匹の居候は気にならないだろうけれど、みのる君は薄給の身の上、そもそもペットには興味ないし、生き物を飼う程の資力もない。人間様で手一杯だから、いくら表で甘えても駄目だ。置いてやる気はない。みのる君の財力を承知しているカミサンは知らんぷりしている。みのる君同様だ。

 3日目になって、今度は真夜中まで鳴き続ける強行手段に出た。余程腹が減っているのだろうか。ちょっと気の毒にもなったが、猫嫌いが手出しする訳にはいかない。相変わらず放っておいたが、就寝時に耳障りも甚だしい。翌朝、カミサンは猫の声がうるさくて眠れなかったとこぼす始末。

 4日目。全く猫の声がしなくなった。近所のお宅が引き取ったか、保健所が連れていったか、それとも、ついに力尽きたか。ようやく、静かな夜となった。静かになってみると、ちょっと愛想が無かったかな、なんて気にもなる。

 しかし、飼い主には困ったものだ。飼えなくなると捨ててしまう。捨てる位であれば、最初から飼うな。可愛い、可愛いだけで生き物を玩具みたいに扱う輩が多過ぎると思う。困ったものだ。

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