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線香のかおり

 我が家には仏壇がある。長男と云う立場上だろうか、お袋亡きあと、みのる君の家に仏壇が引っ越して来た。墓守の役目も引き継いでいる。自然な成り行きなんだろうなと思う。大してご立派でない安普請の代物ながら、一応、毎日、仏壇に線香をあげている。

 元来、宗教には無関心なみのる君は、宗派には無頓着だ。供養になれば良いと云った程度の意識。あいちこち旅行した際、機会があればお寺で販売している線香を買って来る。宗派に拘る御仁がいればご指摘頂く無作法があるかも知れないが、一向に気にしていない。カミサンも同様。こっちは線香の香りさえ楽しめれば良いと云った発想。

 彼岸の時期。昨日は念入りに仏壇を掃除した。半年に一度位は真面目になる。ついでに石山寺や三十三間堂、瑞巌寺、延暦寺などで買い求めた線香をごちゃごちゃにして供える。それぞれ色も形も匂いも異なる。線香とは云え、さすが、メーカーは自己主張するね。

 お香は茶道に通じるのかな、カミサンはお香にうるさい。源氏香を楽しむ席に誘われると、いそいそと出かけて行く程だ。みのる君がごちゃまぜにした線香でも、匂いから何処の寺で買った線香か言い当てられれば大したものだが、生憎、そこまでご執心では無い。あら、良い匂いね、何処のお寺のかしら、なんて云う程度。でも、匂いを楽しむ余裕を持っている。香りにも無関心なみのる君とは大違いだ。

 掃除が終わって、新しい線香の香りが部屋中に漂うと、家事の手を休めて、カミサンも線香を手向けた。

 毎朝、毎晩、仏壇に線香をあげているが、線香代も馬鹿にならない。年末調整や確定申告の際、先祖供養は必要経費として、医療費や保険料と同様、特別控除の対象にして貰えれば、もっと積極的に、あるいは真摯に、ないし邪になって墓守するかも知れない。

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