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鬼のかく乱

 みのる君のカミサンが珍しく寝込んでしまった。細身の体ながら頑丈に出来ており、滅多なことでは寝込まない(お得意の居眠りは別として)。珍しいこともあるもの、鬼の霍乱だ。

 みのる君が出勤前、お腹でも壊したかしら、なんて云ってトイレに駆け込んでいたカミサンから、仕事中に、今晩は何処かで弁当でも買ってきて、とメールが届いた。気になって、仕事が終わった所で電話してみると、憔悴の声。何か弁当に注文でもあるかと訊けば、お粥がほしいと云う。他は何もいらない。随分と弱気。

 コンビニでおにぎりとインスタントのお粥を調達して帰宅してみれば、一日中寝ていた由。何も食べていない。熱もある。こりゃ、インフルエンザかな。ただの胃腸炎よ。カミサンはみのる君の見立てを否定する。医者へ行ったか、薬は飲んだのか。訊ねれば、いずれも否定。医者なんか行かない。薬なんか飲まない。じっとしていれば、きっと直る。寝過ぎて、腰が痛いだけ。すっかり弱っていたけれど、相変わらず意地を張っていた。

 娘が小学生時分だったかな、39度以上の熱を出してしまった。多分、インフルエンザだったと思う。しかし、学校を休ませたが、医者には連れて行かなかった。医者へ行くだけでも大変なのに、待合室で苦しい思いをしながら長時間も待たされるは辛い。いっそ、自宅で横になっていた方がマシ。医者へ行くメリットは少ない。彼女の持論。医者嫌いのみのる君も同意見だ。結局、自宅療養。

 安静にしていれば、いつかは直る。ウイルスと戦う力を付けなければ駄目。風邪になるか、胃腸炎になるかは侵入したウイルス次第。カミサンの理屈のお陰か、みのる君の冷淡さの所為か子供等は比較的逞しい。息子が異郷で盲腸になっても付き添う配慮もせず、一度見舞っただけ。冷たい親だったかな。

 一晩苦しんだカミサンだったが、翌日の晩帰宅すると、茶事の準備をしていた。

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