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140年の歳月

 今年は1868年の明治維新から140年が経った。原爆投下の1945年からは63年の歳月。大雑把に云えば、戦後から今日までと、明治維新から原爆投下までの経過がほぼ同じ。維新から被爆までは絶えず戦渦。

 ほぼ同じ期間の被爆から今日までは、高度成長を経験し経済大国と云われるような平和国家を謳歌している。景気低迷で四苦八苦しているが、とにかくは平穏、安穏の時代にある。江戸時代が終わって140年ながら、それを半分に区切ると、中身には大きな違いがある。

 みのる君が幼い頃は、あちこちに江戸時代の香りが残っていたし、明治時代や大正浪漫も肌に馴染んでいた。高度成長を迎えた昭和40年代以降、古い物が次々と姿を消してしまい、江戸も明治も大正も歴史の一頁に落ち着いてしまった。篤姫だって物語の一つに過ぎない。戦後の変容は未曾有と云える。

 時の移ろいは等しいが、戦渦の時代区分と平和のそれとでは育つ文化はまるで違う。乱暴に云えば硬派と軟派の違い。懐旧は別として、軟派のままで良いのかと云う心配もあるし、硬派は剣呑と云う危惧もある。安穏が暗澹になっては堪らない。温故知新も大切だろうね。

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