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古い友人とバッタリ

 足利には有名な蕎麦屋があるそうで、カミサンとその知人が足利を訪ねた折に、時間があれば立ち寄ってみたいと云っていたが、結局、骨董屋で引っ掛かってしまい、蕎麦どころでは無かった由。その蕎麦屋で修業した者が各地に散って店を構えているから、近くにあれば行きましょう、なんてカミサンに云われ、ネットで調べてみると、確かに車で小一時間の所にあった。ちょっと遠いぜ。ドライブの帰りに寄ってみるのも良いが、わざわざ出向く気にはならない。そんな話をしていると、蕎麦が喰いたくなる。ちょうど昼時。今回は近所の蕎麦屋で我慢しようか。などと口実も見付かったので、カミサンと行付けの店に足を運んだ。

 例によって、蕎麦が出てくるまでの間、お新香をつまみに昼間っから冷酒を呑んでいると、背の高い子供を連れた夫婦連れが通されてきた。見れば、古い友人じゃん。不思議なものだね、一瞬にして友達の顔を見分けられてしまう。近頃は役者やタレントの名前を思い出せず、あれ、あれを連発しているのに、昔の友の名前と顔は即座に出て来る。しばらくじゃん。友人の奥さんとは彼の結婚式で拝謁以来だぜ、その後、時折夜の巷で彼と酒を呑んだきり、年に一度の賀状でお互いご機嫌を伺うばかりとなっていたが、珍しい所で会うものだ。偶然って意外に身近にあるものだ。

 親子水入らずの席に割り込むのも無粋なので、短い挨拶だけに留めてしまった。が、実を云うと、みのる君の奥歯の壊れかかっていた一本が、何かの拍子に取れてしまい、まさかお新香を噛んで取れた訳でも無いと思うけれど、友人との会話中に口の中でポロリ、ちょっとバツが悪かった。横を向いて、そっと口から取り出してポケットにしまったが、情け無い話さ。懐旧の念より歯無しの方がより現実的。テキトーに話を切り上げてしまった。

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