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2008年4月 2日 (水)

彗星観望

 以前にもちょっと触れたが、76年に一度しか地球に接近しないハレー彗星は、事前に綿密に軌道を計算して多分この位置にいるはずだ、と云う確信のもとで夜明け前、家族等を引き連れて小高い山の中腹で見た。予想通りの位置にあって、みのる君の計算能力の高さに自ら喜んだものさ。サイン、コサイン等の三角関数を駆使して観測地点の高度まであらかじめチェックして臨んだ軌道計算。子供等は幼かった為、世紀のショーに感動するはずもなく、親のエゴに付き合わされて眠そうな顔をしていた。

 百武彗星も家族知人等と近所で観望した。この頃は軌道計算熱も冷めており、天文雑誌の記事を参考にしただけ。ハレー彗星に比べ百武彗星の方は余程明るかったから、大した苦労もせず、しっかりと見付けられた。

 写真に収めればもっと鮮明に記憶したに違いない。無精者だから、見たと云う実績だけで満足してしまった。

 肉眼では若干面白味に欠ける。双眼鏡で見る星団の迫力や望遠鏡で覗く月面のクレーターや木星の大赤斑、火星のリングなんかはそれなりの感動はあるけれど、彗星や星雲はぼんやり景色だから、成程と云う感想で終わってしまう。星の世界はそんなモンさ。写真や映画みたいな光景は期待出来ない。天の法則に従って動く天体の几帳面さに感動するだけ。でも、印象に残った彗星観望だった。

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