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馴染みのコンビニ

 時々、仕事帰りに近くのコンビニに寄って煙草を買う。毎回、3箱だけ買っていたら、いつの間にか若い男性店員に覚えられてしまった。みのる君の顔を見ると、承知した顔付きで銘柄と個数を云い当ててレジ下から出してくれるようになった。時には100円ライターをオマケしてくれる。馴染みになると、有難いご配慮には違いない。毎度、レジ袋は不要とお断りしているみのる君の癖も承知していて、このままですよね、と云って、レジ袋も用意しない。実に良く気の付く店員さんだ。こう云う馴染みは嬉しいけれど、困ったことに、他に欲しい物があっても買いづらくなってしまった。この店員さんが不在の日は、ちょっと腹の足しになるような物もついでに買うことも出来るけれど、この男性店員さんの前では、煙草しか買えない。コンビニに入った途端、レジの向こうで威勢良く挨拶しながら、煙草を取り出してくれるものだから、ご厚意に甘えて、他に欲しい物があっても買えやしない。いつだったか、カミサンとドライブの帰りにコンビニに寄って買物をすることになったが、折り悪く目の前にくだんのコンビニさ。みのる君は慌ててカミサンを制止した。あの店はやめよう。どうして。不思議がるカミサンに、実はこう云う事情があってね、とみのる君の心やさしい配慮を説明したら、笑われてしまった。とにかく、あの店では煙草以外を買ってはいけないのだ。バッカみたい。カミサンは呆れていた。そうかな。店員さんのご厚意を無にしては気の毒だろうに。

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