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障子張り

 この前の日曜日、カミサンの剣幕に圧倒された面もあって、しぶしぶと久し振りに我が家の障子張りに精を出した。と云っても最も痛んでいた二階の障子6張だけ。破けた箇所がいくつもあって、どうみてもみっともない。まるで映画に出てくる貧乏長屋の風情だった。茶会にお客をお招きするには、いささか情けない風情と云うのが今回の障子張りの動機。

 我が家の障子を数えたら、大小取り混ぜて44張もあった。ちょっと多すぎるぞ。子供等が幼い頃はよく障子張を手伝わせていたけれど、子供等が成長するに従って張替え間隔が伸びてしまい、とうとう業者任せになってしまった。面倒臭いのが理由。だから、今回は久方ぶりの奮起。みのる君は小さい頃からやってきたから、心得ている。手際は良いぜ。

 まず、みのる君が古くなった紙を破り、桟を拭いて汚れやへばり付いた紙を落とす。最初から濡れた雑巾で障子を剥がすのがコツだけれど、どうしても紙が残ってしまうね。その後、カミサンがコツコツと糊を塗る。障子を張る時は共同作業。こう云う時のカミサンは嬉々としている。困ったもんだ。慎重に、慎重に張っていくけれど、ずぼらな二人の性格が隅々に出ている。糊が足りなかったり、斜めに張られたり。最後に霧を吹きかけて仕上がり。ちょっと、糊が足らなかったわ。乾けばくっつくだろう。そうなって欲しいわ。二階まで客は来ないから大丈夫。障子に穴が明いていなければ良しとしよう。すっかり暗くなるまで、数時間に及ぶ作業だった。

 翌朝、乾いた障子戸を見る。新しい障子は気持ちが良いね。ちょっと糊の効いていない所もあるけれど、目をつぶろう。カミサンの意見に賛成。彼女の都合に合わせたけれど、日曜日の午後の障子張りはきつかった。何の為の休日だい。英気を養うどころか、すっかり奪われてしまったい。

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コメント

これまで屋外の描写だけでしたが、きょうは屋内に言及されましたね。障子が44とは!どんな家なんでしょうか?自分で購入されたんですよね。今どき珍しい、伝統的な日本家屋ですね。広くて、お父様の遺品の書籍も、だから、保存できたのですね。

全額借金で家を建ててしまったものですから、当分間は借金人生です。
我が書斎の書棚の半分近くは親父の遺品の書物、みのる君の貴重な映画ビデオライブラリィは片隅に押しやられております。リフォームして一階に図書室を設え、壁一面に書棚を作りましたが、やはり半分近くは親父の形見。カミサンも自分の書棚を持っており、家中本が溢れております。書店が開ける程です(ちょっとオーバーかな)。
家は在来工法。カミサンの基本設計。茶室を二つも作って贅沢なものです。が、実情はさにあらず。厳しい現実に立ち向かっております。 (稲)

投稿: Bianca | 2007年10月24日 (水) 17時57分

障子張りお疲れ様です。
障子って子供にとってはちょっと好奇心をそそるものですよね。

昔はよく人差し指で障子を破ったものです。結局親に怒られるんですけどね笑

でも、将来自分の家を持っても、障子張りの部屋は欲しいものです。

是非、頑張って下さい。障子張りが大変ですが…。 (稲)

投稿: 元木 | 2007年10月25日 (木) 22時29分

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