渋柿や一口はくふ猿の面
芭蕉が作ったかどうか怪しいと、存疑に分類されている句、
渋柿や一口はくふ猿の面
小林一茶が亡くなった文政10年(1827年)、何丸(なにまる)と云う俳諧宗匠が「芭蕉翁句解参考」を刊行しているが、その中に収められている句。同集にはいずれも芭蕉の作として、「とめる気と見えて秋から炬燵哉」とか、「一夜ねて寒さくらべむ草の庵」とか、「旅じゃ喰へ都は目だつ柏もち」とか、芭蕉の若い時分を彷彿とさせる句が並んでいる。真偽は不明だが、渋柿を食った猿の顔なんて、いかにもと云う感じがしないでもないね。
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