オランダも花に来にけり
芭蕉が延宝時代の句に、外国人を詠み込んだ句がある。
阿蘭陀(オランダ)も花に来にけり馬に鞍
能の「鞍馬天狗」にある「花咲かば。告げんといひし山里の。告げんといひし山里の。使いは来たり馬に鞍」(ないし源頼政の元歌)を引用している。オランダ人がやって来た。花見の季節もやって来た。よっしゃ、我等も花見に行こうぜ、馬に鞍を置け(馬に鞍を置くと云うのは出掛けるぞの意)と云った意味。長崎からはるばる将軍謁見のためにオランダ人がやって来るが、毎年、花見の頃だったと云う。芭蕉も外国人を間近に見たのだろうか。芭蕉と異国人の取り合わせが妙だね。
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