2008年7月 4日 (金)

タスポその2

 関東地方にもタスポが導入されたが、知り合いがタバコ屋をやっていて、タスポ導入の初日、7月1日は自販機で3個しか売れなかった由。あまりの激減振りで蒼くなっていた。最近在庫したばかりだが、当分仕入れられない。参った、参ったを連発。以前、何度か深夜に自販機荒らしに遭って機械をめちゃめちゃに壊されたり、踏んだり蹴ったり、全く商売にならんと愚痴ること頻り。親の代から40年も続いたタバコ屋家業だが、今では小遣い稼ぎ程度に甘んじている。その小遣いもままならない状態になって、制度を恨んでいる。

 何処かが顔認証の自販機を作ったと聞く。顔付きで成人か否かを判定する機械だと云うが、これも嫌だね。機械ごときに人間様の機微をチェックされては堪らん。おかしな時代になったものだ。

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2008年7月 3日 (木)

源氏香

 茶道に熱心なカミサンはお香にも関心を持っている。あちこちの茶席で香りを楽しむ機会もある由。「源氏香」と云って、5種類の香木の香りを嗅ぎ当てて、その組み合わせを当てると云うゲームがある。組み合わせを源氏物語54帖に当てはめて、これは「空蝉」だとか、「花散里」だとか匂いを言い当てるもの。このゲームの図柄がデザインとして広まっている。先日、カミサンが京都老舗のカタログで源氏香をデザインした物を見付け、今年は源氏千年紀。誕生日祝いに「源氏かおり」が欲しい。是非買って。なんて勝手なことを云って来た。毎度のことだけれど、人の財布ばかり当てにして無理難題を押し付ける。困ったお人だ。

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2008年7月 2日 (水)

青い渚をぶっとばせ

 ご存知ベンチャーズの名演奏。実に早いテンポの曲。この曲のドラムをコピーしようと随分と悪戦苦闘、結局、椅子がドラム代わりじゃあんな連符は叩けんと諦めてしまった思い出の曲。「キャラバン」のドラムソロも諦めたっけ。数あるベンチャーズの演奏曲の中で好きな一曲。

 1991年のNHK紅白歌合戦にベンチャーズが特別出演。その部分だけをビデオに録画したが、うっかり仕舞い無くしてしまったみたい。探しても見付からない。これも悔しい思い出だ。

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2008年7月 1日 (火)

デンデケデケデケの続き

 みのる君が高校進学後、しばらく経って、中学校時代のクラスの同窓会が開かれた。3分の2は高校進学、残りは就職の時代。「青春デンデケデケデケ」の時代に近い。ベンチャーズばかり聞いていた時期。ドラムに夢中だった頃。映画に出てくる手作りドラムは立派なもので、みのる君は専ら椅子をスネアドラム代わり、のこぎりをシンバルに見立てて練習していた頃だ。

 クラス会では先生を囲んでお互いが近況を報告し合ったが、まさか余興があるとは思わなかった。クラスの不良共がすっかりベンチャーズにかぶれてバンドを結成、そのお披露目の日でもあった。先生は屈託無い。音楽が更生に一役買ったとは思えないが(高校進学後も時々彼らの武勇伝が耳に入っていたし)、連中は大真面目だった。しかし、演奏は酷かった。音ばかり強烈。学校中に鳴り響く。「デンデケデケデケ…」はトレモロになっていないから騒音に近い。一応メロディにはなっているけれど、リードギターもサイドもベースもドラムも全てバラバラ状態。それでも連中は一生懸命だった。見事な一体感を演出した映画「青春デンデケデケデケ」とは大違いだったが、みんな大喜びだった。みのる君も拍手喝采さ。映画に描かれた青春と同じ。ベンチャーズの影響はもの凄かったと思う。

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2008年6月30日 (月)

青春デンデケデケデケ

 1992年製作、大林宣彦監督。

 1960年代半ば、日本中を席巻したベンチャーズサウンドに心酔した高校生の物語。同じ時代に青春を送った人たちには懐かしい映画かも知れない。当時の音楽がふんだんに流れるし、小道具の一つ一つからあちらこちらの景色までが時代を物語っている。ほとんどコンピュータシミュレーションに頼った「ALWAYS三丁目の夕日」の昭和30年代は嘘っぽかったが、大林作品には地方都市の昭和40年代が精緻に再現されている。岸部一徳やベンガル、根岸季衣等が脇を固めて、十分に楽しめる青春映画。

 主人公が念願のエレキギターを手に入れ、早速ベンチャーズの「パイプライン」イントロの「デケデケデケ…」を真似るが、初めてにしては上手過ぎる。あの「デケデケデケ」(クロマチック・ラン奏法)は簡単そうに見えてなかなか迫力ある音は出せない。映画だから吹き替えに決まっているけれど、もう少しぎこちなくやってくれると、もっと感動的になったか知れない。演奏技術を身に付け仲間4人の息がぴったり合うまでには相当の練習量が必要。寺の一角や道路の端、学校内と場所を変えての練習や合宿練習等、特訓の様子が描かれているけれど、あの程度で息が合うかな。どうでも良い事だけれど。

 高校3年間をバンドに捧げ、卒業後はそれぞれ別の道を歩む。この辺りは青春映画のお決まりのパターンだけれど、随所に斬新なスケッチが溢れていて退屈しない。主人公と同世代の軟派には懐旧談の肴にぴったり(かも知れない)。

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2008年6月29日 (日)

ホタル鑑賞

 昨晩はカミサンとホタルを見て来た。知り合いからホタルの乱舞する「ほたるの里」があると聞いて、野次馬根性で早速遠くまで出向いて行った。群馬県前橋市田口町の「ほたるの里」。地元がホタルを守っている。

 沢山の源氏蛍が草陰で妖しい光を放つ。あちら1匹、こちらで2匹、遠くで近くで消えては光り、光っては消える。川面や葉っぱの隙間から青白い光が次々と躍り出る。目の前をウロウロ飛ぶ回る呑気な奴もいる。地面で休憩しているのも。踏まれたらお終いだが、明かりを点けているから、用心は良い。

 多い日は500匹も飛び回る由。どうやって数えるのだろうか。みのる君は20、30分もいたかな。1分の間に3匹を見たとして、30分で90匹。その位は飛んでいたような気がする。多分、似たような方法で割り出しているのだろうね。

 見物客も大勢、子連れやカップルまで賑やかなこと、あちらこちらで歓声が上がる。ホタルより客の方が多かったかな。実に久し振りのホタル鑑賞だった。

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2008年6月28日 (土)

お目当てのお店は何処?

 何年か前、老母とあちこちドライブに出掛けていた。ある時、長野から新潟へ抜ける途中、ちょうど昼時だったので、目に付いたイタリアンレストランに入った。そこで、母も好みのパスタを食したが、味は良いし、なかなか小ぎれいなお店だった。いつか又、機会があったら寄ってみよう、なんて思っている内に母は他界してしまい、心残りのまま月日が過ぎてしまった。

 先月、長野の善光寺大門の写真展を見に行った折、せっかくのチャンスだから、カミサンを誘ってこの店に寄ってみようと思い立ち、カミサンに話せば、快く賛同してくれた。記憶では飯山辺り、道路の右手に千曲川が流れていたはず。店の名前といい加減な記憶を頼りに、国道を新潟方面に向かって走った。ところが、曖昧模糊は駄目だね、結局、お目当ての店は見付からず。こりゃ、準備不足だったかな。又、いつか挑戦してみよう。諦めきれずにいたが、先週、カミサンが小布施に行きたいなんて云うものだから、よし、ついでにもう一回探してみよう、なんて事になった。今度はネットで店を確認、確かに飯山にその店がある。記憶は正しかった。

 その時、もう少し正確に場所を覚えておけば良かった。落ち着いて地図を見ておけば、二度も同じ失敗は繰り返さずに済んだはずだ。小布施からひとっ走りで飯山へ着く。先月もこの辺りを走ったね、なんて呑気に会話しながら、お目当てを探して走った。が、一向に見付からない。おかしいな。おかしいな、と云っている内に飯山を通り過ぎてしまった。車を止めて道を尋ねるのも癪だから、結局、この時も大失敗。仕方なく軽井沢へ向かった。

 家に戻って、改めてネットで調べると、ちゃんと店の前を通過している。お店の近くの大きなスーパーははっきり覚えている。ただ、遠い記憶では道路の左側にあったはず。地図を見ると右側だ。しかも街中で川のそばでもない。もしかしたら、お店が繁盛して市内へ引越したかな。老母と寄った時は間違いなく左側だった(と思う)し、郊外だったような気がする。

 今更悔やんでも後の祭り。カミサンは呆れている。綿密な下調べが得意のみのる君は、何故か万平ホテルとこの店には縁が無いみたい。残念無念さ。

 しっかり場所を頭に叩き込んだから、今度こそ迷わないと思う。飯山市にあるレストランサージと云うお店。いつか必ず行くからね。

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2008年6月27日 (金)

今年も万平ホテルを訪問

 小布施の帰り、カミサンと軽井沢の万平ホテルに寄ってコーヒーを飲む。

 万平ホテルには、これまで何回も足を運んでいるのに、毎回、道を間違えてしまう。初めて来た時に間違えた道順が記憶に残ってしまい、それがずっと尾を引いているみたい。案の定、今回も間違えてしまった。おかしいな。確か、この道で良かったはずだけれど。一度思い込んでしまうと、なかなか修正が難しい。

 知らない土地へ行っても滅多に方向を見失うことは無いし、一度訪ねた場所は数年後に訪ねても間違えるようなことは無い。土地勘、方向感覚には自信たっぷりのみのる君だが、何故か万平ホテルは間違えてしまう。トラウマみたいなものかな。いや、むしろ根拠の無い過信がアダか。

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2008年6月26日 (木)

急須コレクション茶俚庵

 小布施町の案内マップを見ていたカミサンが声を上げる。あら、急須のコレクションが見られるわ。前から急須を探しているけれど、なかなか気に入った物が見つからない。ちょっと寄ってみましょう。もしかしたら、気に入った物があるかも知れない。いつものようにみのる君を誘う。

 「急須コレクション茶俚庵」は民家の一角にある。土蔵を改築して、ご主人の父君が収集したものに、ご自身が集められたさまざまな急須を数多く展示。一部即売。カミサンはじっくりと拝見して、一つを値切って購入。もう一つ気に入った物があったが、これは非売品だから駄目、と断られてしまった。

 庭先でお茶を頂いた。建物は明治時代の民家。釈迦三尊像に見立てて石を配した庭を眺めながら、縁側でお茶を飲む。白髪に白い髭のご主人が丁寧にお茶を淹れてくれた。カミサンは奥の座敷が気に入ったようで、図々しくも上がりこんで床の間を拝見。しばし呑気に過ごした。

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2008年6月25日 (水)

岩松院の天井絵

 葛飾北斎が天井絵を描いたと云う小布施町の岩松院も訪ねた。本堂入口の自動券売機で入場券を購入。この券売機がすごい。お釣りが、まるでを投げ出すように出てくる。失礼な機械だね、カネを放り投げているみたい。実に尊大な態度。さすが、お寺さん、威張っていやがる。カミサンに囁いたら、奥にいた受付がこっちを見た。聞こえてしまったかな…。

 21畳敷の天井一面に北斎の「八方睨み鳳凰図」が鮮やかに描かれている。北斎晩年最大の作品の由。一見の価値はある。北斎館のような賑わいが無いから、静かに天井画を楽しめる。

 この寺は小林一茶ゆかりの寺の由。庭に蛙合戦の池があって風情がある。「やせ蛙まけるな一茶これにあり」は、この寺を訪問した折の作と云う(寺の案内パンフ。真偽の程は分からない)。戦国武将、福島正則公の霊廟でもある。

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