連休初日の4月28日朝9時半前、関東地方から900㌔以上も離れた島根県大田市の石見銀山世界遺産センターに到着。
夜通し運転の強行軍で、翌朝、ホテルで知った関東地方の大きな夜行バスの事故を思うと、複雑な心境にもなる。みのる君の無鉄砲もそろそろ潮時かも知れない。が、無事に走れるのは綿密なスケジュールがあったればこそで、無鉄砲と慎重が同居しているから可能な荒業でもある。到着予定時間との誤差はわずか10分、走行距離の誤差は40㌔に過ぎない。900㌔以上も離れた場所へ、これだけの違いで走れるのは至難の業か神業か。大したものだと思う。
移動中の計画はしっかりしているものの、現地での行動は一切無計画が信条でもあり、石見銀山に到着してから、さて、何を見ようか、何処へ行こうかと、いつものように思案していると、カミサンが大久保間歩(まぶ)という最大級の坑道見学ツアーの呼び込みに惹かれて、是非、行きましょうと駄々をこねた。あらかじめ予約が必要かと思っていたから、出発前から坑道見学は諦めていた。銀山の町並みや五百羅漢でも訪ねてお仕舞いにしようかと思っていたところにツアー募集の呼び込み。間もなく第2陣の募集締め切りと云う。カミサンは躊躇なく申し込んでしまった。仕方ないね。
今回のドライブでは歩くことを覚悟していた。みのる君にとっては画期的で、事前にウォーキングシューズなるものを購入して準備万端整えての石見訪問だった。もっとも到着直前までは、いつものようにサンダルスタイルで、駐車場に着いてから、ピカピカの靴にはきかえていた。立派な心掛けだ。
坑道ツアーの募集定員は20名。みのる君夫婦が参加したツアーは19名の参加者だった。まずは、センター内の一角で銀山の歴史等の講義を拝聴する。それから、手荷物ご持参はお断りなので、カメラ以外は全てロッカーに預ける。バスで5分程移動したところから、必ず用意された杖を持つよう指導され、好天の山道を登り始める。カミサンの勢いに引っ張られて、みのる君はしぶしぶと急な坂道を登る。持つよう指導された杖が大いに役立った。
途中、何度か見学ポイントでガイドさんの説明を聞く。これは休憩も兼ねていると云う。一気に坑道へ向うと、疲労困憊の極に達する輩も多いと云う。案の定、ツアー客の1名が途中でリタイアしてしまった。車社会の住人には辛い坂道だった。

大久保間歩と云う坑道に入る前に、ヘルメットと長靴、懐中電灯が貸与され、完全防備で大久保間歩の狭い入口へ向う(写真は大久保間歩入口。入場前にガイドさんが説明する注意事項を拝聴している風景)。
坑内は真っ暗。ぬかるみ。天井の低い所もあって、うっかりすると頭をぶつけてしまうが、思った以上に広い坑内だった。案内がないと迷子になってしまう。要所要所でガイドさんが丁寧に説明してくれるが、寒いし、暗いから耳に入らない。この日の島根は30度近い気温だったが、坑内は10度前後だったかな。真夏には格好の避暑地だ。
およそ2時間半のツアー。みのる君持参の高度計で測ったところ、高低差140㍍、徒歩2時間程度の運動距離だった。いささか疲れたが、一見の価値は十分にあった。
日本の世界遺産のうち、本州の世界遺産は今回の石見銀山で一通り巡ったことになる。残るは屋久島や知床など海の向こう。車では無理だろうな。
本日でブログにアップした記事数は1400を数える。ちょうど節目。この辺でそろそろお仕舞いにしようかと思っていたが、 カミサンが異を唱えるものだから、もう少し、続けようかとも思っている。今回のドライブの続きもあることだし。稲みのるの思考回路にお付き合い下さっている各位にはお礼申し上げるとともに、もうしばらくのお付き合いの程を。